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特別展示室企画展「熊野の漁具」

期   間: 平成29年11月11日(土)〜平成30年1月7日(日)   *休館日:12月31日(日)、1月1日(月)

時   間:午前10時〜午後5時

場   所: 特別展示室

入 場 料: 無料

■詳細

  日本における沿岸漁業の始まりは鎌倉時代からといわれ、江戸時代になると各地で地域の特徴を生かした漁業が発展していきました。今ある漁法のほとんどはこのころに形作られたといえます。
 東紀州地域の熊野灘沿岸は、入り組んだリアス式海岸と山地が迫る急峻な地形が点在し、そのような場所では農耕地が狭いため、人々は漁業を生業としてきました。紀伊半島沖を北上する黒潮は、熊野灘に様々な回遊魚を運び、大量の雨をもたらすことで、大地に豊かな森林を形成します。そこからミネラルを豊富に含んだ水が海へ流れ込み、海藻を繁茂させ、魚のエサとなるプランクトンを繁殖させるため、熊野灘沿岸の海域は豊かな漁場となります。
 この豊かな漁場を舞台に、熊野では様々な漁法が生まれ、元禄から明和にかけては捕鯨も行われていました。また、明治以降、ブリ定置網を中心に、カツオ、マグロ、シイラなどの回遊魚や、マダイ、ヒラメ、ムツなどの底魚を対象として行う一本釣り漁業・延縄漁業、沿岸、内湾で行われるイセエビ、クルマエビを対象とした刺網漁業、熊野灘海域で行われるサンマ流網や棒受網漁業の他、採貝採藻、ハマチ・マダイ養殖、真珠・ヒオウギ貝養殖など多種多様な漁業が行われてきました。
 本展では、実際に使われていた捕鯨道具や定置網の仕組みがわかる模型、チゲといわれる釣道具入れ、様々な擬餌針や魚形など、熊野灘沿岸地域に暮らす人々の知恵と工夫が詰まった漁撈具の展示を通して、古くから良質な漁場として知られる熊野灘で行われてきた漁法や漁村の暮らしを紹介します。

【展示内容】
1.漁撈具と漁法
 捕鯨、サンマ刺網漁、定置網漁、ボラ(名吉)網漁、一本釣漁など
2.船内道具類
 木製舵輪、船用汽笛、羅針盤、無線機など
3.魚籠
 魚の運搬や保管など、用途に合わせた形や大きさの魚籠
4.大漁旗と大漁の風景
 大漁旗職人万助屋製作の大漁旗、大漁で活気ある漁港の風景写真
5.漁業にまつわる祭礼
 東紀州地域で行われる豊漁などを祈願する祭礼行事を映像で紹介



 


 


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