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イベントレポート

 熊野古道センターにてこれまで開催してきた各種イベントの様子をご紹介します。

平成21年3月1日(日)新しい古道の歩き方「ヤブツバキ咲く三木崎 ~自然林の恵みを探そう!~」

2009年03月01日

照葉樹の自然林を歩く熊野古道周辺地域の魅力的な場所を訪れる“新しい古道の歩き方”ツアーとして、ヤブツバキの群生や、豊かな自然林が残る三木崎園地(吉野熊野国立公園 特別保護地区)を訪ねました。
 熊野灘に突き出た断崖絶壁の岬・三木崎は、その沿岸一帯が「三木崎園地」として吉野熊野国立公園 特別保護地区に指定されています。そのため、遊歩道が整備されて近年は大変歩きやすくなりましたが、長い間人を寄せ付けない断崖絶壁に囲まれていたため、豊かな自然林が今も残っている場所です。
 そこで今回は、日頃からネイチャーガイドとして活躍されている鈴木邦彦さん(NACS-J自然観察指導員、日本野鳥の会会員)と、本ツアーの企画者である、くまの体験企画の内山裕紀子さんの案内で、ヤブツバキが見ごろを迎える季節にこの森を訪ねました。
 ところが!当地域では今年、ヤブツバキがほとんど蕾をつけず、花が大変少ない年となり、それは三木崎園地のヤブツバキも例外ではありませんでした。(一説には、夏期の雨が少なかったことが一因とか!? みなさんの地域ではいかがでしょうか?)
 しかし、三木崎園地の自然林では、ウバメガシ、アカガシ、ツブラジイ、コナラなどの照葉樹が多く、やさしい木漏れ日の中、これらの木々や巨木に守られているかのように様々な種類の植物が見られ、時折海を望みながらの気持ちのよいハイキングとなりました。

こんな巨木も!ツブラジイの太い枝の中でスマイル♪








三木崎灯台では、尾鷲海上保安部のみなさんが迎えてくださいました。この日は、三木崎灯台の一般開放日で、かつて灯台守がこの場所に住居を構えていた時代の貴重な写真などを見せていただいたあと、灯台に登ることができました。灯台から見る景色はやはり格別で、遠く志摩半島まで見渡すことができました。尾鷲海上保安部のみなさん、ありがとうございました!

三木崎灯台にて集合写真 さらに自然林を歩き、海岸の方へ下っていくと、美しい海と誰もいない柱状節理(※1)の海岸があり、この最高のロケーションでお弁当をいただきました。今回のメニューは、地元三木浦の真鯛を使った魚おにぎりや、さざえのつぼ焼き!(喫茶 八重さん、ありがとうございました!)地元の海の味と景色に舌鼓を打ちました。






少ないと余計に美しく見える!?ヤブツバキ
柱状節理








 さぁ、今日は歩くだけではありません。自然林の恵みをちょっと拝借・・・といっても、いただくのは、“落ちている枝や、杉ボックリ・桧ボックリ”などです。ガイドの鈴木さんがあらかじめ用意してくださった木の板に飾り付けをして、素敵な表札と鍵掛けができあがりました。参加者はみなさん                  大人の方でしたが、とっても楽しんで作業していらっしゃいましたよ。

 今回訪れた三木崎園地は熊野古道から離れていますが、現在の熊野古道で見られる杉や桧の植林の森とは違った、熊野本来の自然の姿に近い森を歩くことができる場所です。このような植生豊かな森が、豊かな養分を海へ流しているからこそ、私たちは美味しいお魚を食べることができるのです。(※2)森と海のつながりを感じられる三木崎園地に、みなさんもぜひ訪ねてみてください。

観光三重 三木崎園地:
http://www.kankomie.or.jp/db/result.php?id=5778

※1:柱状節理とは、溶岩が地表を流れ、空気と地面により冷やされていく過程で形成され、冷却により徐々に生まれる六角形の割れ目が、まるで柱が並んでいるように見えるため、こう呼ばれています。
※2:魚付林とは、魚の繁殖と保護を目的に、昔から伐採を制限または禁止し、守られてきた岸近くの森林のこと。木につく虫・微生物が水中に入ってえさとなり、また水面上に大きな影を落とし、魚類の好む暗所をつくります。

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