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イベントレポート

 熊野古道センターにてこれまで開催してきた各種イベントの様子をご紹介します。

平成22年1月30日(土)新しい古道の歩き方「海と森の恵みを味わう旅 in 島勝浦~魚つき林とブリ漁の海~」を開催し

2010年01月30日

魚見小屋を目指して! 海につき出すようにモクモクと茂る魚つき林をみなさんはご存知ですか?ウバメガシや、クス、シイなどの常緑樹で構成される魚つき林は急な地形にもしっかりとした根をはり、栄養をたくさん含んだ地下水を海に運び、海岸線付近の岩礁にコンブや藻類を形成します。また、海面に落ちた常緑樹の葉などもプランクトンの栄養分となります。このようなことから、魚がたくさん寄ってくるくる保安林なので、『魚』が『付く』『林』→『魚つき林』と呼ばれるようになりました。古くから漁業を営む人たちに大切に守られ、魚付保安林として保護されている森林です。
 陸と海から魚つき林を見て、海と山の深い関わりを感じていただこうというツアーを開催しました。
 この日のガイドは紀北町役場の産業振興課に勤める濱田多実博さん。別名『遊びの達人』とも言われ、この地域に関した豊富な知識の持ち主です。
島勝漁港 集合時間が早朝にも関わらず尾鷲港に集合いただき、船に乗って島勝に突入!の予定でしたが、突然のトラブルで泣く泣く車で島勝へと向かいました。(参加者のみなさんには、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。・゚・(ノД`)・゚・。)
 途中、船越海岸などにも寄り、島勝に到着。早速、小さな半島の最先端の魚見小屋を目指し、魚つき林の中へ入っていきます。魚見小屋までの道のりには、3つの神様が祀られていました。弁財天、恵比寿、浅間さんどれも海と山に囲まれた島勝の人々の生活に深く関わる神様です。
浅間さんの前でどの神様もきれいに清掃されており、今でも大切に祀られていることがわかりました。歩きだしてから約1時間半ほどで、半島の最先端に到着しました。目の前には熊野灘の大パノラマが広がります。そして、丁度真下には、ブリ大敷がしかけてあるのがよく見えました。ブリ大敷とは、朝日に向かって泳ぐブリの習性を利用した定置網漁です。ここでも濱田さんにブリ大敷の仕組みをじっくりお話していただきました。

熊野灘を背にパチリ絶景を背に記念撮影を行なった後は、昼食会場の「けいちゅう」へ向かいます。この時には、かつて魚見小屋の見張り番が使っていた自然歩道を歩いきました。道は急な下りが続く箇所もみられ、ブリが入った時に見張り番が走ってまちの人に連絡しに走ったというのを考えると、疑いたくもなるほど急な道でした。
 そんな山道を下るとすぐに「けいちゅう」に到着です。けいちゅうは、廃校になった桂中学の校舎を利用した宿泊もできる施設です。ここで地元のお母さんたちが昼ごはんを用意してくれました。お刺身やカキフライ、魚の煮物など大きなお弁当箱には、海の幸が盛りだくさんでさらにエビやブリの入った大敷汁もあり、大満足なお昼ごはんでした!!
海の玉手箱やぁ~弁当








 午後は、島勝のまち歩きです。午前に引き続き、濱田さんに案内していただきました。まず立ち寄ったのは島勝神社です。この神社の樹叢は三重県天然記念物にも指定されており照葉樹林に特徴てきなイヌマキ、スダジイ、カゴノキ、バリバリノキなどの多様な植生が楽しめます。また本州では非常に珍しいビロードムラサキも見られました。
 その後江戸時代の津波被害の供養等のある安楽寺、明治時代のブリ大敷漁の導入を検証した地碑をめぐり島勝魚市場に戻りました。魚市場に戻ると最後に濱田さんからのサプライズで、船に乗せていただき、さっきまで歩いていた魚つき林を海から眺めることができました。当初船に乗る予定であったので、お客様にも喜んでいただけたかと思います。
島勝神社お船に乗って~








 熊野古道センターでは1月17日の須賀利の石経ツアー、今回の島勝の魚つき林ツアーにつづき、2月21日に新しい古道の歩き方「 魚つき林と楯ヶ崎を楽しもう!! ~海と森の恵みを味わう旅~」(キャンセル待ち)を開催します。この3つのシリーズを通じて東紀州の海の魅力を少しでも多くの方に感じていただくことができれば幸いです。

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