トップページ >> イベント情報 >> イベントレポート >> 平成28年11月12日(土)「映画『ローマの休日』上映会」を開催しました!!

イベントレポート

 熊野古道センターにてこれまで開催してきた各種イベントの様子をご紹介します。

平成28年11月12日(土)「映画『ローマの休日』上映会」を開催しました!!

2016年11月12日

オードリー・ヘプバーン主演作品『ローマの休日』の上映会と座談会を開催しました。
 当センターでは、近くに映画館がない東紀州地域の方々に、昔のように映画をスクリーンで楽しんでいただきたいと考え、三重県視聴覚ライブラリーが所蔵する映画を利用し、上映会を開催しています。
 この上映会では、映画を観るだけでなく、作品の見どころや時代背景、原作者や監督が作品に込めた思い、また作品から私たちが感じることなど、作品を通して参加者のみなさまと気楽に話し合える場を設けたいという目的から、三重映画フェスティバル実行委員会にご協力いただき、上映前の作品解説及び、上映後の座談会を開催しています。
 今回ご紹介した作品は、多くの方が一度は観たことがあるという名作『ローマの休日』です。1953年製作のアメリカ映画、日本では翌年の1954年4月に公開され、今なお愛され続けている作品です。アカデミー賞で主演女優賞、原作賞、衣装デザイン賞を受賞しています。
 上映前には実行委員会の田中忍さんから、アカデミー賞にまつわる裏話や、映画化から38年後の1991年に、実はこの作品の原作者がダルトン・トランボであることが発表され、改めてトランボにアカデミー賞最優秀原作賞が贈られたことなどを解説いただきました。トランボは1976年に亡くなっているため、死後の受賞ということになります。
田中さんの解説








 田中さんの解説の後、約2時間の映画をお楽しみいただきました。









 上映後の座談会では、まず川端守センター長が、昭和30年頃、東紀州地域でも上映され、初めて映画館でこの作品を観たときのことや、スイスのモルジュにあるオードリー・ヘプバーンの墓地を訪れたときの様子をお話ししました。
 映画評論家の吉村英夫さんは、この作品は、グレゴリー・ペックが演じる新聞記者と、エディ・アルパートが演じるカメラマンの友情を描いた作品であると解説されました。戦争の時代、社会主義者を排除する動きがある中、映画製作においても厳しい状態が続きます。そのような中、戦争に反対していたこの作品の監督や出演者たちは、アメリカ国内ではなくイタリアで撮影を行うしかなかったといいます。緊張感の中で製作された作品には、友情は金よりも何よりも大切であるという思いが込められています。60年経った今観ても良いと思えるのは、映画全体が温かい中に凛とした美しさがあり、また内に秘めた精神のしたたかさがあるためではないかと吉村さんは言います。また、この作品は王女の成長の物語でもあります。冒頭のシーンではミルクを飲んでいた王女ですが、最後はミルクを断っています。この場面が王女の成長を表しているということです。その他にも、監督による巧みな演出が楽しめる作品です。吉村さんは、オードリー・ヘプバーンに関する本を3冊出版されています。興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
 今回ご参加いただいた皆様からは、「夢のような物語に感動した」「何度観ても素晴らしい」「懐かしい映画をスクリーンで観られてうれしい」など、感想が寄せられました。時代が違っても何度観ても誰もが感動できる映画、これぞまさに不朽の名作といわれる所以ですね。なんといっても、オードリー・ヘプバーンの美しさと可愛らしさがたまりません。
 さて、当センターでは、このような映画を通じた交流の場を今後も提供していきたいと考えています。ご期待ください。

イベント情報

過去の記事

2017年07月の記事
2017年06月の記事
2017年05月の記事
2017年04月の記事
2017年03月の記事
2017年02月の記事
2016年12月の記事
2016年11月の記事
2016年09月の記事
2016年07月の記事
2016年03月の記事
2016年01月の記事
2015年12月の記事
2015年10月の記事
2015年08月の記事
2015年06月の記事
2015年05月の記事
2015年04月の記事
2015年03月の記事
2015年01月の記事
2014年11月の記事
2014年10月の記事
2014年08月の記事
2014年07月の記事
2014年06月の記事
2014年05月の記事
2014年03月の記事
2014年02月の記事
2014年01月の記事
2013年11月の記事
2013年08月の記事
2013年07月の記事
2013年06月の記事
2013年05月の記事
2013年04月の記事
2013年03月の記事
2013年02月の記事
2012年12月の記事
2012年09月の記事
2012年07月の記事
2012年06月の記事
2012年05月の記事
2012年04月の記事
2012年03月の記事
2012年02月の記事
2012年01月の記事
2011年10月の記事
2011年08月の記事
2011年07月の記事
2011年06月の記事
2011年05月の記事
2011年04月の記事
2011年03月の記事
2011年02月の記事
2010年12月の記事
2010年11月の記事
2010年10月の記事
2010年09月の記事
2010年08月の記事
2010年07月の記事
2010年06月の記事
2010年05月の記事
2010年04月の記事
2010年03月の記事
2010年02月の記事
2010年01月の記事
2009年12月の記事
2009年11月の記事
2009年10月の記事
2009年09月の記事
2009年08月の記事
2009年07月の記事
2009年06月の記事
2009年05月の記事
2009年04月の記事
2009年03月の記事
2009年02月の記事
2009年01月の記事
2008年12月の記事
2008年11月の記事
2008年10月の記事
2008年09月の記事
2008年08月の記事
2008年07月の記事
2008年06月の記事
2008年05月の記事
2008年04月の記事
2008年03月の記事
2008年02月の記事
2008年01月の記事
2007年12月の記事
2007年11月の記事
2007年10月の記事
2007年09月の記事
2007年08月の記事
2007年07月の記事
2007年06月の記事
2007年05月の記事
2007年04月の記事
2007年03月の記事
2007年02月の記事