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風伝峠道
■距離/約4.1km(高千良バス停〜後地バス停)
■歩行時間/1時間30分
■散策レベル
■コースの特徴/この道は、海辺と山村を結ぶ要路でした。歩き始めの尾呂志地区は、田園と山並みが美しい山里です。古道では苔むした石畳が続き、巡礼者だけでなく海の幸を山里に届ける人や、山の幸を海沿いの里に届ける人が行交った往時を思わせられます。

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風伝峠の麓では、秋から春にかけて、海側と山側の気温差が大きな季節の早朝に、山を包み込むようにして向かってくる巨大な朝霧(風伝颪)が見られます。


この地域の武将「尾呂志氏」が築いた城跡が、尾呂志学園内や町中に点在しています。写真は尾呂志学園近くの道にある的石です。


杉林の中に苔むした石畳道が続きます。石質は、神木流紋岩です。


林道から少し上がったところが峠です。豊臣秀吉の奥熊野攻めなど様々な歴史的事件において、戦略の拠点となった場所です。